治療には時間がかかるということ

人間の永久歯は親知らずを入れると基本的に32本あります。

歯科も病状は様々、複数の歯牙が虫歯、歯周病、噛み合わせ、欠損、、、、、、

それぞれを総合的に治療しようとするなら治療期間が非常にかかります。

当院の場合、包括診療がメインの場合、歯周病治療、根管治療、矯正治療、インプラント治療

等々、それぞれの分野を高度に、精密に進めていこうと思うなら尚更です。

なので、患者さんも覚悟が必要なのです。

本当に治したいと考えられるなら、この日の何時から何時までははの治療に時間を作るという努力は必

要なのです。

治すのは患者さん自身の意思であり、我々医療関係者はそのお手伝いをするのみ。

経験上、相当複雑な治療内容でも確実に来院いただいている方は着々と治療が進行します。

従って治そうという意思が希薄、非協力的な方、決断出せない方は上手くいかないですし、

結果を出せないと最初から分かっている様な患者さんは他院を受診する事をお勧めするこ、治療をお断

りするともあります。

既に通院されている患者さんの利益を守るのも私の仕事ですから。

医院側と患者さん側のベクトルが違う方向を向いていたのでは結果は出せない。

他の歯科医の中には特に患者さんが高度治療要求無いのだったら、テキトーでいいのではという意見も

ありますが、私にはその様なことは無理です。

中途半端なことなら行わないことの方がマシな場合も多い。

結果が出せないと最初から分かっていながら治療開始するわけにはいかないです。

また、通院途中でルーズな事を繰り返して通院し難くなり、別の医院受診というケースもあります。

ドクターショッピング、セカンドオピニオンではなく、単なるルーズ。

当院では基本的にこの様な方は前医受診することをお勧めする、治療をお断りする事もあります。

これは当院受診されても、結局以前と同じようなことが繰り返され、他の真面目に受診されいる患者さ

んに多大な迷惑がかかるからです。

また、他院での治療途中、間が空いてしまうと根管治療など極端に予後が悪くなります。

多くの歯科医院では根管治療中の歯牙のシールが甘い、仮の歯を入れていないことがほとんどなので、

当然です。

分かっていないのはその患者さん。

その様な予後不良が予測される歯牙の治療を開始したところで、治らない、トラブル起こる可能性高

く、そんなものの責任は私として持てないからです。

建築途中で作業長期中断、野晒し、しばらくしてまた建築再開してキレイな建物ができるでしょうか?