犬歯へのインプラント治療

以前より当院に通院されている患者さん、歯根破折を起こしてしまった犬歯に対してインプラント治療を行いました。

以前より歯根破折の可能性があることはお伝えし、問題発生すればインプラント治療に切り替える旨説明していましたので、スムースに治療移行しました。

本ケースは抜歯即日埋入です。

使用インプラントはプライムテーパー(デンツプライシロナ・スウェーデン)。

右側のインプラントはサイナスリフトを行なっています。(術後7年・アストラ・スウェーデン)

上顎洞ギリギリを攻めています。

前歯へのインプラント治療は非常に難易度が高いです。

通常、犬歯が保存不可能となった場合、前後の歯牙をつなぐブリッジ治療は十分に考えた方が良いです。

犬歯はアーチ状の歯列のちょうどコーナー部分に位置するため、非常に力がかかります。

このためブリッジ治療は多くの歯牙をつなぐ必要が出てきます。

また、治療にあたっては診断、技術、精度(歯科技工士さんも含め)が非常に重要で、安直に行なってはダメです。