矯正してインプラント治療
他院において治療進めることに疑問を持たれたため当院来院。
様々な問題を抱えていますが、何の説明も提案も無かったそうです。
左下欠損部放置していたため、歯牙の位置移動著しいです。
術前

術中

元々受け口であり、矯正治療もご希望、欠損部にはインプラント治療をご希望されたのですが、歯牙の
位置移動著しいため、インプラント埋入スペースがありません。
7遠心部にTADを打ち込み全体矯正も含めて移動させてゆきます。
3ヶ月後

スペース確保できました。
手前の小臼歯も大きく隙間が空いていて、ローテーションもしていましたが、概ね解消しています。
欠損部へインプラント

欠損部にインプラントがきれいに埋入できました。
位置が少し遠心寄り(後方寄り)ですが、先に述べた通りこの患者さんは元々受け口のため、下顎歯列
を全体的に後ろに下げる必要あるためへの対応です。
3〜4ヶ月後インプラントが骨と結合したのち仮の歯を入れ、それをアンカーとして矯正治療進める予
定です。
使用インプラントはデンンツプライシロナ・プライムテーパーインプラント(スウェーデン)。
上顎や、この他の部位も同時に対応、矯正治療も進めます。
このような複合的な治療=包括診療は簡単なものではありません。
各分野への高度なスキルと技術が必要ですが、安易な治療で悲惨な状態になってのご相談が増加してい
ます。