新型コロナ終息宣言出ましたが、、、、
5月8日より新型コロナは5類相当扱いとなり、インフルエンザと同等の取り扱いとなりました。
これに伴い、最近様々な統計が報告され出し、気になる点が多くあります。
その一つ、「超過死亡率」の激増。
新型コロナ以外でお亡くなりになった方が激増していると言うこと。
本来助かる方が受診遅れ、治療遅れにより、残念な結果になってしまったということです。
例えば「がん」、早期発見、早期治療行われていたなら治癒の可能性高かったものの、これらが遅れたため進行してしまい、治療時期を逃してしまったということです。
患者さん自身が単に治療が嫌、面倒との理由を「コロナ」のせいにする事例もあるようです。
結局そのような判断で不利益を被るのは患者さん自身なのですが。
歯科においても同様の事態が発生しています。
当院でも間を空けず治療を確実に継続しなければならないようなもの以外、新型コロナ禍ではアポイントを調整し対応してきました結果、メインテナンスの脱落率、治療の脱落率は1%以下でした。
また、5月8日以降メインテナンス中断となっておられた患者さんから、再度のメインテナンス希望のご連絡が増加していますが、ここにきて他院でのメインテナンス中断、治療中断からの相談が激増しています。
大体、無茶苦茶な状態に陥っています。
歯科医の責任もあり、患者さん自身の責任もあり。
中途半端な状態で時間が経過していると予後は極端に悪くなります。
特に根管治療。
多くの歯科医院が緊密な仮封(仮のふた)を行っておらず、そのような状態で数年経過しているので、仮封は外れ内部への感染著しいです。
特に事情がないなら、また、患者さんの勝手な都合による転院希望は、当院として責任持てないようなケースは今まで通院していた歯科医院受診することをおすすめしています。
メインテナンスもおざなりになっているケースも、特にブラッシング状態の悪い方などは厄介な事態となっています。
特に複雑な補綴ケース、インプラントケース。
一つ言えることは、治療以前の状態が悪い方ほどメインテナンス、治療の脱落率が高くなるということ。
これは、元々の見通しが甘い、簡単に考えている、放置 → 治療介入時期の遅れ → 治療完了
→ また楽観視始まる → 元の木阿弥
というようなスパイラルです。