歯科治療、特に複雑高度な歯科治療について

私の考えとして結論から先に言いますと、複雑、高度な歯科治療は誰でも彼でも無条件に行うべきものではないと考えます。

治療期間も年単位、費用もそれなりにかかります。

患者さんとの信頼関係が大事です。

信頼関係とは患者さんが医療機関を信用していただくことは重要ですが、

逆、医療機関側もこの患者さんのために医院全体総力戦で頑張ろうと患者さんが思わせる、患者さんを信頼できることは非常に重要です。

すなわち患者さんの治療姿勢、努力も必要と考えます。

ほとんど語られませんが、医療機関なら誰しも考えるところです。

悪くなるには悪くなるだけの理由があります。

原因を解明、分析、治療計画の立案なしにいきなり治療は当院ではあり得ません。

医療機関側の問題、患者さん側の問題。

患者さん側の問題として、

性格的にルーズ、

治療に積極的、協力的でない、

治療内容の理解に乏しい、関心が低い、

ネットなどで色々調べられるのは大変結構ですが、医療機関側の話を信用せず、なぜかカス情報ばかり信じて頑固になっている、全くの素人の友人、知人の話を鵜呑みにしている、

決断ができない、

治療にあたり指導事項を守らない、

コスト意識に乏しい、、、、、、

色々ありますが、このような方は複雑、高度な治療は難しいです。

ポジティブな話にならない場合、当院では治療をお断りさせていただく場合もあります。

適当なところで妥協し、治療行っても上手く行きませんし、しっぺ返しを喰らうのは患者さん自身。

ダメだとわかっているような治療、いくら患者さんが合意しているからといって進めても、それは医療機関の責任ですから。

そのくらいの覚悟で日々治療を行っているということです。

治療は患者さん自身の問題であり、患者さんとの真剣勝負です。

ご理解いただきたいです。

別に歯科に限った話ではないですが、、、、、