歯科と全身疾患
歯科疾患すなわち虫歯、歯周病と全身疾患との因果関係が明らかになってきています。
認知症、メタボ、糖尿病、骨粗鬆症、免疫疾患、肺炎、誤嚥性肺炎、心疾患、脳疾患、早産、、、、、
様々なものと関係が医学的に証明されています。
認知症、糖尿病、誤嚥性肺炎、心疾患、脳疾患は特に重要。
全身麻酔手術での入院経験のある方なら、手術前に病院歯科で口腔清掃、手術後も口腔ケアされた方もおられると思います。
これは汚染された口腔内を通っての気管挿管は呼吸器の感染リスクを招くという理由からです。
まだまだ最近になってからのことですが。
喀痰力の低下した高齢者の方、特に重要であり、重篤な結果を引き起こす場合もあります。
単に口腔環境を改善しただけでもこれら疾患がある程度改善するとも言われています。
しかしながら、認識されている方は少ないです。
残念ながら無頓着と思われる方も少なからずおられます。
先日もある方が歯科治療の相談に来られました。
しかしながら問診票には何も記載されていない。
口腔内を視診すると明らかに何かおかしい、、、、、
問診すると、、、、、
重度の糖尿病であるものの通院、服薬がいい加減で、数値的に相当悪く、様々な合併症が出ていて即入院加療レベルであるにも関わらず放置状態。
(このような方はコロナだ何だと言われますが、、、、、、)
まず、全身状況の改善が先決のはず。
こんな状態では歯科治療はできないので、主治医に問い合わす必要があると言うと、
何か困るのか、協力的でない、不貞腐れる、、、、、
このような方は治療は難しいです。
多くの歯科医はそこまで探るようなことを行わないかもしれません、気づかないかもしれません。
その結果面倒な事が起きますし、後から知らなかったでは通じないです。
問診票未記入、本人申告なしならその方の責任ではありますが。
自分の体を守るのは自分自身です。
他人は、たとえ医療関係者であっても、表面上はともかく、あなた以上にあなたに関心はないのです。
ご自愛ください。