根管治療の道具
歯の神経治療=根管治療を高度に、精度高く行おうとすると、様々な診療機器が必要となります。
今回新たに導入した根管長測定器。
ただの電気抵抗測定器のくせに医療機器となると異様に高価になります。
でも妥協はできないです。
根管治療用モーター。
比較的弱いトルクで複雑な回転運動行います。
この他にも様々な診療器具が存在しますが、、、、、、、、
重要なのは歯科医の技術です。
マイクロスコープ云々と言っても、マイクロスコープは単に大きく見えるだけ。
実際の治療は歯科医の診断と技術なのです。
よく見えるからといって、双眼鏡覗きながら歩く人はいないでしょう。
先日のブログにも書いた通り、歯内両方専門医の誤った診断から、余計なことが行われかけた例も数多く遭遇します。
最近、自費治療の根管治療を薦める歯科医院も多いと聞きますが、どうなんでしょうか、、、、、、
正確な診断もできずに笑止千万です。
大きく見えれば見えるほど、精度の高いことを行わなければなりません。
マイクロスコープ完備と宣伝する歯科医院は多いですが(と言っても歯科医院の普及率は10%程度、
大学病院や、当院のように1医院で複数所有している歯科医院もあるので、実際の普及率はもっと低いです。)、診療器具自慢がその歯科医院のレベルを担保するものではありません。
誤解のないように。
歯科では(医療全般ですが)、絶えず木を見て森を見て、森を見て木を見ることが重要です。