歯科治療と全身疾患
先日、他院で毎度の如く『骨がないからインプラントできない。そちらでは可能と聞いたので相談した
い。』とのことで来院されました。
しかしながら問診票には様々な病気が。
病気イコール歯科治療できないとは言えませんが、この方は歯科治療、特に抜歯、インプラント治療を
行うのは基本的に禁忌、リスキーなケース。
全身疾患を別にするなら、治療自体は確かに骨の移植等必要ですが、そんなに『できない』と言い切っ
てしまうようなケースでもないと思います。
どちらかというと比較的簡単なケースだと思いました。
少なくとも私的には。
患者さんは治療したい気満々なので、その病気の主治医に様々な紹介状を書き、返答いただき、協調し
ながら治療行えることとなりました。
患者さん曰く、全身疾患主治医への問い合わせなど今回初めてなのだそうです。
それだけリスキーな状態であることを患者さんも前医から言われていないため、簡単に考えておられた
のかも知れませんが。
結果オーライで、それはそれで良かったのですが、問題はやはり『前医』。
その医院には長期に通院され、定期的なメインテナンスを行なっていたそうですが、問題山積は放置、
何のための定期検診なのか全く不明。
また、以前から全身的な病気について問診票記入、スタッフ、歯科医に説明したもののその事には一切
触れず単に治療がどんどん進められていたような状況。
本来麻酔、メインテナンス時に出血の可能性があるスケーリング、ルートプレーニングなど非常に慎重に
なるべきですが。
『骨がないからインプラント、、、』の話は、もし骨があればインプラント治療行なっていたのでしょう
か?
大きく最悪の事故になる可能性を秘めた非常に怖い話です。