審美治療・PFZクラウン
ジルコニアフレームにセラミックを溶着させたものです。
今まではPFMクラウン、メタルにセラミックを溶着させたものが主流ですが、1本、2本程度の連結クラウン、短いスパンのブリッジが治療可能となってきたため、より審美性、生体親和性の高いPFZクラウンが人気です。
ただし、歯周病に罹患していて歯牙同士を大きく連結するような場合には、精度が出ませんので応用できません。
光学スキャン、CDA/CAMを用い短期間で完成?精度的に私は満足できません。
私が満足できないようなものを患者さんに処置する訳には行きません。
PFMの場合は、どこかでお話ししたかもしれませんが、ロウ着という手法で連結させることが可能です。
プレパレーションされた歯牙(支台は)にジルコニアフレームの適合状態をマイクロスコープでチェックしているところです。
1本1本行います。
時間がかかりますが、精度追求のためにはマストです。
歯肉も健康な状態に回復されていることが大前提です。
ここに至るまでに歯周病治療、根管治療、プロヴィジョナル(仮歯)による歯周病治療、咬合治療が行われています。
きれいなセラミックを入れても地盤工事、基礎工事ができていなければ、そんなものに何の意味もありません。
この後、セラミックを築成し、再度適合チェック、咬合チェック、色調チェックなど様々なチェックポイントを経て完成へともって行きます。
型とって次回には完成、、、、、、他院ではこれが普通らしいですが、、、、、
無論、これら補綴物は熟練した歯科技工士さんの存在が必須ですが、当院はもう30年以上信頼できる方にお願いしています。
歯科治療は歯科医だけではなく、歯科技工士、歯科衛生士、その他スタッフの総力戦です。